キャッチイメージ

TOP > BLOG > 2009年4月のエントリー

どうも、Tachiです。今回は3DCGにおいて物を形作るという作業、「モデリング」について書きますです。
ちょっと専門的になってしまうかもしれませんがご了承くださいませー。

モデリングをする際、デザイン画を背景に表示させ、
それに合わせてモデリングする、というとても一般的な方法があります。

↓こんな感じです。

modeling01.jpg

これで、モデルをデザインに近づけやすくなります。

しかし、ここで注意したいのが、「最終結果とデザイン画とのズレ」です。
ここでいう最終結果とは、作った3Dモデルをレンダリングした画像のことです。
( 「レンダリング」は、3D空間に配置したモデルや光の情報から
  3DCGを描画する事です。物をカメラで撮影する、という作業に似ています。)

↓こんな風にビミョーにズレてしまう事があります。

modeling02.jpg

これは、レンダリングをするときに「奥行き」が発生するので
カメラのレンズの外側に行くほど物が歪んで映ってしまうためです。

モデリングをする時の真正面や真横から見た画面ではこの「奥行き」が無視されています。
ここに表示されたデザイン画にいくら合わせてモデリングしようとしても、奥行きがない分、
どうしても最終結果とデザイン画にズレができてしまうんですね。

デザイン画とレンダリング画像を重ねて確認しながらモデリングしていけば、
さらにモデルがデザインに近くなると思いますよ。(  ̄▽ ̄)


恒例のアップ後完全燃焼でブログ掲載が遅くなりましたが2Cです。
たつきです。燃える物がある場所での溶接!ダメ!絶対!



今回はボケまくり話ですねー
今のところ笑っていただけているようで光栄です。
ちなみにケロヨンに表示されているプログラムはemaが書いてくれた
本物のプログラムです。それっぽい内容だそうですが何言語なんでしょうね。

あ、それと講談社 MouRa 内(?)の CloseUp Flash 様に
「眼鏡」を取り上げていただいたみたいですね。
ありがとうございます! しかしサムネ画像の荒れが...
やっぱりどこかでYouTubeにもアップした方がいいのかなー

2話もこれで半分終了。ここからも20日更新、がんばります!
二人目の気になる絵描きさんは、田代ほけきょさん

Ammonia -Tashiro Hokekyo- Banner1

鉛筆線を生かす塗りと厚塗りの場合とを使い分けてますね。
最近の絵は前者主体っぽい?pixivで見つけて「おおっ!」てなりました。


◆今回は鉛筆塗の方を考察◆

この方は背景と人が同じ世界にあることを重視しています。
鉛筆線と馴染みを良くするためのノイズかテクスチャが大体乗っけてあります。

『眼鏡』にも質感が乗せられていますね。
最初、リーダーがただ特徴付けの為にやってるのかなぁと思っていたんですが、
背景さんが一度鉛筆線でガイド線を起こす作業をやってるので
それと3D線を馴染ませる目的もあったんですね。目からウロコ!
なんにせよ、キャラと背景になにかしら同じルールを適用するのは大事です。

今回、緑一色のレイヤーをフィルタのノイズかけて乗算してます。
ぼかしたり拡大したりして、あのボワボワ感を出そうと試みたのですが
なかなか近づいてくれませんでした。

■絵によって錆みたいなテクスチャを貼ってたりしてるので、
馴染ませ以外にざらつきを出したいのかなと思いました。
実際、さっきのノイズレイヤーをのせていない場合、
ぬるっぬるして気持ち悪かったです。
手軽にひっかかりを持たせたい時や色味の統一にも有効。

■(;゚Д゚)ウマーと思ったのが、似た色味が隣り合ってるときに
グラデーションをズラして、ちゃんと明るい色の隣に
暗い色が来るようにしてる点です。それも自然に。
上に行く程、奥に行く程暗くしているので明暗が並びやすいんですね!
あと、この人じわ~っとグラデーション掛けるのが上手い。
これだと全体も濃くなりにくいです。

このメリットは一点集中の視線誘導が起きにくい点です。
もちろん誘導はされるのだけれど、その範囲が広い。
ドラマティックより日常的な「場面」って感じになります。
僕は差がはっきりしてないと不安になるのでよくやり過ぎます。

この人の世界ではランプや街燈といった一点光源からの光が多いので
しゃへい効果と相性がいいですね。
  http://lucille.atso-net.jp/blog/?p=745
参照

■結果、色の中心が周囲より明るくなるので、
色自体は明るくなくても物の一つ一つが自己発光している様に見えます。
これも背景が前に出てきてくれる原因かなぁ。

megumuroom.jpg

反省点
◆キャラ色味をまだ抑えて良かったです。
◆キャラと同じくらい背景描くの好きにならないと...。

はじめまして!ゆっこと言います。
このたび、irodoriの一員としてアニメ制作に携わることになりました。
よろしくお願いします。

実はすでに、2月公開の「眼鏡」第2話Aから、
こっそり背景画のお手伝いをさせてもらっています。
2話Aは私自身、色々初の試みだらけでかなりテンパってしまったんですが・・・(汗
(その節はちぃさん、たつきくん、本当お世話になりましたm(__)m)

画を提出した日の朝、それまで色彩と格闘しまくったせいか、
ケータイの文字にまで色が付いて見えました。

decome.jpg

セルフデコメ状態。

私は普段、絵とはまったく別の仕事(接客)をしているので、
アニメ制作に関してはまだまだヒヨッ子の身ですが・・・
でも、すごく楽しく作らせてもらっています!!

今自分の感じている楽しさを、「眼鏡」をご覧になっているみなさんに
これから少しでも良い形で還元していけたらいいなーと思っております。ので!
今後とも、irodoriをよろしくお願いいたします!!

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